*2025年4月18日時点
ジャカルタ生活で気になることと言えば、子供との土日の過ごし方。
我が家の5歳と3歳は、どこに行けば楽しく過ごせるのか。
ちなみに子供がいなければ一日中家の中に引きこもって読書(小説も漫画もどんとこい)していれば事足りてしまう筆者。子供がより良い経験を重ねつつ、楽しく過ごせる場所はぜひ教えてほしい。
そんなこんなでgoogle mapで調べて出てきたのがこちら。
今回はボゴールのイタリアンレストランが美味しいと噂を聞きつけてきた夫のRequestに応え、ボゴール方面で探してみました!
子供が大好きな体験型農場 DailyLand Farm Theme Park Puncak

ジャカルタ市内からボゴール方面へ車で約1時間(今回は3連休の初日だったため若干混雑しており、1時間半ちょいかかった)の場所にある”DailyLand Farm Theme Park Puncak”。ローカル感満載の体験型農場。ほぼ98%インドネシア人。もちろん受付の方もインドネシア語(しかもボゴール方面の訛りがあるせいか全く聞き取れず…挫折感が半端ない)だったため、受付でつまづく。散々「もう少しゆっくり話してくれませんか?」「どういう意味ですか?」と聞き返した挙句、奥から英語ができる別のお姉さんを引っ張ってきて対応していただく始末。お手数おかけいたしました。でもとても助かりました。笑
”Farm”と名前を冠するだけあり、農場に関連する動物が多数いる、動物園とふれあい広場の中間のような場所だった。牛から始まり、馬、羊、ヤギ、アヒル、ウサギ、鳥、鳥、鳥、なぜかアルパカ、ラクダ、プレーリードッグ、ワニ、ハリネズミなどなど。思った以上に多くの種類の動物がいて、驚く。
10時半ごろに到着して、入園し餌やり体験をメインにのんびり園内を散策し、最後に子供向けのプレイグラウンドで30分ほど子供を放し飼いにし、13時半に退園。約3時間。我々にとってはとてもちょうど良い規模感だったと思う。ジャカルタから近場で、でも普段と少し違う体験をしたい、というご家族にはぜひおすすめしたいと思う。
以下の内容でもう少しずつ詳細を。
- 入園料
- 体験① 子牛のミルクあげ
- 体験② ポニーライド(我が子3歳初めての乗馬)
- 体験③ インドネシア~な羊大脱走劇
- プレイグラウンド
- 併設した2つの別の園
入園料


本記事で解説する農場のみの入園料は40.000Rp/人(インドネシアルピア、以下Rp)。
実はこの園はテーマパークというだけあり、3つの園が併設されている。それぞれの園に別で入園料が発生し、それぞれが40.000Rp/人
2つの園に入場できるパッケージ、2つの園入場とゴーカート付きパッケージ、3つすべての園に入場できるパッケージ、3園+ゴーカートのパッケージ。と4種類のコンボ料金も存在(写真参照)。
ゴーカートをやるには、必ず”De Windmills(Selfie Park)”という園の入園料も払わなければいけない。
2025年4月現在のプロモーションということで、アクティビティのパッケージの割引も行っていた。いつまで続くのかは不明…
7つのアクティビティのイメージ図がこちら。

4つのアクティビティのイメージ図はこちら。

我が家は行動力も体力もないため、こちらのアニマルフィーディングパッケージを購入。
5種類のエサが入って45.000Rp/人(割引なしで50.000Rp/人)。
その内容は、牛のミルク粉末、羊用のキャロット(後々ウサギ・馬・アルパカにはニンジンをあげてもOKと知る)、ダチョウの葉っぱ、鳥用のペレット、鳩用のコーン、の5種類。意外ともりもり。
結論からいうとこれだけでかなり満足のいく時間を満喫できた。
この園で過ごした経費すべて合わせても500.000Rpいかなかった。ありがとうボゴール。
以下が内訳。
入園料 40.000×4人=160.000
エサやりパケット 45.000×2人=90.000
ソフトクリーム 16.000×4人=64.000
ポニー乗馬 30.000×2人=60.000
ウサギエサやり 10.000×2人=20.000
プレイグランド 25.000×2人=50.000 計444.000Rp
小学校高学年以上の子供には少し物足りない大きさと内容かもしれないが、その場合はゴーカートを付ければ満足できるのでは、とも思う。中学生以上の子供はほぼ見なかった。笑
体験① 子牛のミルクあげ
エサやりパックの中に入っている、黄緑色の粉。これがミルクのもとになる粉末だそう。
これを係のお兄さんに渡すと、その場でお湯(水?)を入れて溶かした状態にし、牛用の哺乳びんに入れて返してくれる。牛は今にも飛び出してきそうなほど、柵によって今か今かと待ち構えているので、後はお好きな子牛に、はい、と上げるだけ。
下の子は怖がって全く近寄らなかったが、上の子はへっぴり腰ながらも頑張って2~3頭に与えていた。途中、牛に哺乳びんを奪われながらも、なんとかミルクを無事にあげ終える。

体験② ポニーライド(我が子3歳初めての乗馬)
お次は乗馬体験。これは入園料にもエサやりパックにも含まれていないため。支払いが発生。
園内での支払いはキャッシュレスで、入園時に渡されるカードにTop up(入金)するか、もしくはQRIS(QRコード払い)のいずれかで行える。
Top upするのは少し面倒だと感じたため、GoPayのQRIS払いで支払い。
1人30.000Rp、2人で60.000Rp。
小さめの囲いの中を2周ほどして、最後に止まって記念撮影できる、という内容。
身長制限もなく、3歳の我が子も体験可能。
ただし支払った直後に「怖い~~~!」と叫び始める。
もう払っちゃったよ……
大人はさすがに体重の上限制限で乗れるはずもなく。
このまま引き下がるわけにはいかない。一度乗れば馬の心地よさが実感できるはず。
とにかく乗せるしかない!
そういうわけで「じゃとりあえず、小腹も空いたし、ちゃんと乗れたらアイス食べよっか、絶対乗ったら楽しいから!」とむんずとつかんで3歳を馬の背に。
そんなに長時間ではないが、普段とは視野が変わって、高い位置の景色を見ながら、てくてくと馬の背に揺られる体験は我が子たちにはとても特別に感じられた様子。ものすごくご満悦な笑顔が見られた。
こういう体験ができるようになるなんて、うちの子も成長したな~とも感じた。
ただし、2周を終えて帰ってきた3歳児からの
「ママ、乗ったよ!アイスは?」
という一言で、ちらっと感じかけた哀愁は台無しに。
”乗馬”体験はアイスよりも貴重なのに~~と思いつつ、ショップへ向かうのでした。

体験③ インドネシア~な羊大脱走劇
さて、エサやり体験の続き、羊へのエサやり。エサはにんじん。
プラカップに入ったニンジンをもって、羊の柵の中へ、いざいかん。
と入ろうとした瞬間、羊たちが入口の方へわらわら~。
普通こういう場所って二重の柵になっているイメージだが、そこはインドネシア。
羊がゆうに出入りできる1重の柵が一つ。
人間が中へ入ろうと開けると、その人間に我先にたどり着かん、と近寄ってくる。
羊は人間に向かってくるので、とりあえずニンジンを真上に掲げて、こっちだよ~と言いながら中へ入って一安心。と、今度は羊たちに6~8頭ほど取り囲まれ、寄こせよこせと追突される。
5歳の子はエサを放り投げて羊のいない方へ走り去る。
さすがにそのままにしておけないので、エサを拾って上げ始めたら、今度はもっとよこせという羊が2頭ほど、のしかかりアタックしてくるという危機に。ものすごく重たいわけではないが、子供は押し倒されてしまうと感じた。
3歳は夫に抱えられながら楽しそうに「きゃ~」と叫んでいたので、まあ良しとする。
エサを持っていなければ、羊が向かってくることもないので、柵の中にいても問題はなさそう。
柵から出るときに、別の家族が柵内に入ろうとしている。
がしかし、係のお姉さんとなにやら話し込みはじめた。
もちろん柵は開きっぱなし。
想像の通り、羊1頭、するする~と柵から逃げ出して歩き去っていった。
係のお姉さんは、というとそもそも気づいていない!?まさかの!?
「satu ekor sudah keluar ya!」と伝えてみるも、「ああ~OK」で終了。
急いだ様子もなく、もちろんインカムも持っておらず。
既に羊は跡形もなく……まあきっと別の係の人に確保されるのだろうとは思う。
面白いのが、係の人だけではなく、お客さんたちも羊がてくてくと柵の外を一頭で歩いているのに、何事もないようにする~とそばを通り過ぎ、普通に園内を散策していたということ。
日本だったら、係員もお客さんも、わー逃げたぞー!となりそうなところ、インドネシアならではの自由さとのんびりさを感じられる脱走劇だった。
プレイグラウンド
園内の一番奥に子供向けのアウトドアプレイグランドを発見。
入場料は1人25.000Rp。
入ってすぐ靴を脱ぐスペースがあり、子供だけで自由に動き回れるような状態。
親やナニーさんも一緒に入ってもOKだそう。
靴下は必須だが、入り口でも販売していた。
3歳~7歳くらいまでの子が楽しめそうな大きさの遊具がいくつか置いてある。
10人以上は子供がいたと思うが、全く混雑することはなく、一人ひとりがのびのび思い思いに遊んでいた。ほとんどの親は外野でのんびりお茶をしていた。
ただし、日陰はないので、遊ぶ場合は靴下、水筒、帽子の3点セットは必ず持っていくべき。

併設した2つの別の園
今回私たちが入場したのは”Dairyland(Farm & Petting Zoo)”という園。ここに地続きで”Magic Villege(Hobbit Villege)”と、”De Windmills(Selfie Park)”という2つの園がつながっている。入場料は別で、前述の通り。
“Magic Villege(Hobbit Villege)”
小人の村という通り、中に入ってくと、映画”ホビット”のイメージに近い小道や小さいおうちがある様子。クオリティは不明。インスタ映えはするかも。メリーゴーランドなどの遊具もあるそう。
”De Windmills(Selfie Park)”を外から撮った様子。
一見お花畑かと思いきや、よくよく見るとすべてプラスチックの風車。何千個もの風車がずらりと並んだ様子はなかなかすごい。この園内は写真撮影スポットが随所に設けられている様子。中ではゴーカートも乗れるらしい。

おわりに
3時間、たっぷりと遊んだ後は、退園してボゴール市内にあるイタリアンレストランへ。
注文した後なかなか出てくるのが遅かったので、子供たちはすこし待ちくたびれていたが、味は◎。
名前は”Juliette The Selfish”。
ただし、飲み物、食べ物、合わせて4つほど”今日はありません”と断られる。笑
セットの飲み物は3種ほど断られ、「もうなんでもOKです。あるものをください」と伝えた結果、ライムを絞った炭酸水を提供してくれた。
暑かったこともあり、それが美味しすぎて、最終的に2杯も追加注文。美味しかった。
でもメニューにないので、きっと次回は注文できない。
帰宅は3時半頃。
3連休初日ということもあり、ボゴールBogorからさらにバンドンBandungへ向かう方面は大渋滞していたが、ジャカルタJakartaへ帰る方面はあまり込んでおらず、スムーズに1時間で帰宅できた。
土日の過ごし方で悩まれている、小さいお子さん連れのご家族にはぜひおすすめしたい場所。