ジャカルタ生活 現地のお米を美味しくする方法

お米を研ぐ女の人 ジャカルタ生活

※2025年8月31日時点

お米が高い!

インドネシアでも日本米は愛されており、以下にあげるお米を購入できる。

  1. 日本で栽培された純粋な日本米(を輸入してきたもの)
  2. 日本以外の地域で日本で生産されるものとほぼ同じ品種を栽培した米
  3. ①と②以外の米(細長い形のいわゆるバスティマライスなど、その他)

※インドネシアでは①も②もどちらも”Beras Jepang(日本のお米)”と呼ばれる。

大まかにわけるとこの3種類が売られている。③は正確には、多様な品種がある。
ただし、この記事ではその他のお米とする。


インドネシアで生活している日本人は、日本からの渡航時に日本米(つまり①)を持ってくる方が多い。我が家も引っ越し業者の方から伝えられた上限ギリギリ、15㎏を最初に持ち込んだ。業者の方曰く、”5kgの袋を3個まで”というルールだったので、合計15㎏。
4人家族で15㎏、しかも夫も子供もよく食べる、とあって、3か月かそこらで無くなってしまった。
(これでもパンや麺と組み合わせてゆっくり使ったつもり)

インドネシアでお米を購入できるとは言っても、実は①の日本米はとても高い。
2㎏で300.000Rp ~ 500.000Rp(ざっくり3,000円~5,000円)近くするものを、毎週購入することは我が家にとってはかなり辛い。現実的にムリ。
お肉も高いし、外食も高いし……美味しいご飯を食べたいと常々思っているものの、毎回日本米を購入し続けることは不可能。

そこで手を出したのが②のインドネシアで生産された日本米。
5㎏でおおよそ160.000Rp~190.000Rp(約1,600円~2,000円)という値段。
これなら手が出せる!
ということで、我が家で食べるのはこちらのお米。

ジャカルタ在住1年が過ぎ、②のインドネシアで生産されたお米にも食べ慣れたかな……という2025年春ごろ。①の日本で生産された日本米がスーパーから無くなるという緊急事態に。
その余波は拡大して②のお米まで品薄に。
しかも価格は一直線に値上がり傾向。
お米を愛してやまない日本人としては、かなり辛い今日この頃……

お米を美味しく食べたい!

著者が良く購入するお米は”Okiniiri”という猫がパッケージに印刷されたお米。最近は”Hokairi”というお米も購入する。以前は”Okiniiri”を購入することが多かったが気のせいかこの数か月で味が少し変わったように感じたため、直近では”Hokairi”一択。

さて、この少し安めの現地米、旨味と水分量が日本米と比べて劣るように感じる。これは著者個人の勝手な感覚で正確に比べたわけではないので、ご容赦願いたい。極たまにだが、お米が古いせいもあるのか、お米から臭みが漂ってくることもある。見た目は普通なのだが、やっぱり日本米を食べ慣れた舌には少し物足りない。

これまでに試した現地のお米についてはまた別の記事にて!

試した方法は3つ!

お米を炊飯器で炊くときに、
1.日本酒を入れる
2.お酢を入れる
3.テンペを入れる

3つとも、ネットで調べるとすぐに出てくる方法。
ただし、自分で試してみるのが大切。
ということで、こちらの3つの方法を実際に試してみた。

結論としては、「3.テンペを入れる」をぜひ皆さんに一度試してみてほしい。
なぜなら、想像以上に臭みがとれ、お米がふっくら炊けるから。
※テンペ菌の力でうまみ成分が増えるそうです。
ただし、テンペに接していた部分のお米に、少しテンペ特有の匂いが移ってしまう難点がある。
テンペの匂いが大丈夫な方であれば、ぜひお試しあれ。

テンペとは
インドネシアでよく食べられている、煮た大豆をテンペ菌(クモノスカビ)と一緒に、バナナなどの葉に包んで27~30℃で自然発酵させたもののこと。
血中コレステロールや血圧を下げる働きがあったり、生活習慣病の予防効果も期待できる健康食品と言われている。
― 参考 テンペの栄養 | 日本テンペ研究会

「1.お酒を入れる」と「2.お酢を入れる」については、個人的には大差はない気がする。夫曰く、お酢の方が少し、臭み消しの効果が高いように感じる、とのこと。この2つの軍配は我が家では「2.お酢を入れる」に上がった。

テンペを炊くときに入れるには、購入してきたテンペをカットする手間もあるし、炊飯に使わなかったテンペをどうするのか、という問題も発生する。面倒な方はお酢を入れる方法が間違いないと思う。

テンペを使ってご飯を炊く方法

Papaya(パパイヤ)というスーパーで購入してきたテンペ

こちらが近所のスーパー、日本人御用達スーパー”Papaya(パパイヤ)”で購入してきた、半分サイズのテンペ。1つ8.500Rp。

テンペをカットした断面がみえる写真。1㎝幅に細長くカットされている。

ラップをはがし、バナナの葉の包みをはがし(カットし?)、テンペを約1㎝幅にカット。

炊飯器の中に、研いだお米、水、課っとしたテンペが入っている状態。

通常通り、お米と水を入れた炊飯器の中に、先ほどカットしたテンペを放り込む。

炊きあがったご飯の写真。テンペも炊飯器の中でふっくら火が通っている。

炊きあがりはこのような感じ。

炊きあがった炊飯器の中からテンペをアップして撮影した写真。

このまま炊きあがったテンペを食べると、触感はふっくらしており、テンペが好きな人には美味しいかと。著者は醤油をつけて食べるならアリ。焼きテンペや、揚げテンペより柔らかく食べられると思う。

テンペを取り除いて、炊きあがったご飯を混ぜた後の様子。

最終的なご飯の見た目はこのような感じ。
粒もしっかりしているし、ちょっとした臭みも軽減。
もちろん最高級の日本米には劣るが、味も〇!

ずぼらな著者は、たまにしかテンペを買わないので、毎回この作業をしているわけではございません。
が、おすすめです。


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