※20205年11月7日時点
お肉はどこで購入する?
食料品の買い出し…日本にいてもインドネシアにいても、悩ましい問題の一つ。
勝手のわからないインドネシアのスーパーで、どこで何を買えばいいのか。
著者は赴任してきた当初、スーパーで食料品を選ぶのにとても苦労した。
お肉は探すのに苦労したものの一つ。
普通に買ってきたお肉を切ろうとしたら、もも肉の中に細かい骨がかなり残っていたり。
たった一日冷蔵庫に置いておいただけで、お肉から異臭が漂ってきたり。
いろいろなスーパーを渡り歩いて、やっと今の購入先に落ち着いた。
まだ行ったことのないお店もたくさんあるが、現時点でのおすすめを紹介したい。
日本と少し違うのが、パック売り、量り売り、両方あること。
スーパーでも売られているし、地元の市場でも売られている。
専門のオンラインショップもあるため、ネットでも購入可能。
日本の近所のスーパーでパック売りのお肉を買うことしかなかった著者。
量り売りのお肉を購入するという経験をジャカルタで初めてした。
いろいろな部位が並んでいるので、少しずつ購入できるのも楽しい。
用途別に購入するのがおすすめ
鶏肉、牛肉、豚肉とそれぞれのおすすめ購入先を紹介する。
やはりスーパーによって特徴がそれぞれある。
著者は多めに購入して冷凍しながら使用するスタイル。
そのため、毎回同じスーパーに行くのではなく、当日の予定に合わせて、立ち寄るスーパーを少しずつ変えている。
割引セールを大々的にやっていたり、いつもと品揃えが変わっていたり、飽きない。
時間が許すのであれば、いろんなスーパーを探検してみることをおすすめする。
鶏肉はここ!
鶏肉は、他の肉類に比べて、インドネシアでは最もよく消費される。
比較的どこのスーパーでも豊富な種類が売られているし、購入しやすい。
値段も魚や豚肉などと比べるとかなりお手頃。
逆にそれだけたくさん消費されているためか、かなり痩せている鶏が売られていたり(もも肉がもも肉に見えなかったり……)、血抜きが甘く、臭いがきつかったりする場合もある。
鶏肉を購入するのはフードホールFoodhallがおすすめ

著者のおすすめは、グランドインドネシアの地下にあるフードホールFoodhallというスーパー。
地図はこちら(クリックするとGoogleマップが開きます)。
※Foodhallは他にも店舗がたくさんある。
レジから見て一番左側の奥に魚・肉コーナーがある。
そこは店員さんが常駐しており、口頭で欲しい部位と量を伝えると、その場で袋に入れてくれる。
著者がおすすめするポイントは3つ。
・肉付きが良く、味が美味しい
・売られている部位が多く、選びやすい
・店員さんが取り分けるときに直接お肉を触らない
3つめについて。
当たり前でしょ、と思うかもしれないが、インドネシアでは結構重要。
スーパーのこういった売り場の店員さんはほとんどの方が衛生維持のために手袋をつけている。
が、その手袋でドアの取っ手やその他、あちこちを触り、時にはお金を触ったりすることも……
それを複数の店舗で目撃して以来、著者は手袋を信用できていない。
このフードホールの店員さんは、新品のビニール袋をひっくり返して、直接触らずにお肉を取り分けてくれる。著者としてはこのやり方が一番安心できるのである。
著者が良く買う鶏肉の部位
定番のもも肉。胸肉。
どちらも身がしっかりしていて、著者にとって調理しやすい。
たまに、もも肉の中に小さい骨が残っているが、他のスーパーに比べればマシかなと思っている。
胸肉もふっくらして美味しい。
茹でるか、衣をつけて調理すれば、全くパサつきが気にならないのでおすすめ。
4~5個(1羽の両胸分で1かたまり)をいっきに購入し冷凍保存している。
骨付きの足、手羽元。
こちらも味が美味しいのでおすすめ。
塩コショウで下味をつけておき、オリーブオイルをかけてオーブンに入れておくだけ。
焼く時間はかかるが、オーブンに入れさえすれば放っておける。
レバーや砂肝、手羽先なども良く買うものの一つ。
足そのものも売っているが、未だに購入する勇気がなく……笑
鶏ひき肉だけは、未だに当たりを見つけられていない…
今はPapayaで購入することが多い。
牛肉はここ!
牛肉は比較的手に入りやすい。
値段は安いものから、ものすごく高いものまで様々。
日本の和牛も時々売られており、こちらはお高め。
牛肉を購入するのはミートショップ インドグナ Indogunaがおすすめ

ミートショップ、Meat shop Indoguna。
地図はこちら(クリックするとGoogleマップが開きます)。
アメリカ産、オーストラリア産、和牛、インドネシア産、各地の牛肉が揃っている。
冷凍のものがメインで、牛肉の他に、サーモンやエビ、冷凍野菜、冷凍くだもの、チーズ、パスタ、パン、調味料など、牛肉と一緒に調理できる食材も様々置かれている。
著者がおすすめする理由は、
・幅広い質(と値段)の牛肉が揃えてあるので、気分と予算によって選びわけができること
・牛ひき肉が安いこと
・2階にレストラン、隣にパサールサンタ(コーヒー豆で有名な市場)があり、一粒で二度美味しい立地であること
100g 15.000Rp(日本円で約150円)くらいから100g 100.000Rp(約1000円)を軽く超えていくお肉まで、驚くほどバリエーションに富んでいる。
著者の家族は誰もかれも良く食べるので、牛丼などにする用の安いお肉、煮込み用の硬めのブロック肉などを良く購入している。
ひき肉も3種類ほど常時置いてあり、著者はよくハンバーグ用に購入する。
店員さんにお願いすれば、快く少量ずつ小分けにしてくれる。
お弁当や朝ごはん用のひき肉ストックにもできる。
便利。

2階のレストランでは、1階で自分の好きなステーキ肉を選ぶと、それを調理して提供してくれるサービスがある。ハンバーガーもボリュームがあって、美味しい。
お肉の選び方がわからない時は、予算を伝えるとお兄さんが丁寧に教えてくれる。
(ただし基本インドネシア語)
豚肉はここ!
インドネシアでは、ムスリム教を信仰している人が多く、豚肉を食べる習慣がない。
といってもジャカルタでは、以前と比べて比較的手に入りやすくなっているそう。
大きめのスーパーでは、ほぼどこでも冷凍豚肉を購入できる。
小さめのスーパー、ローカル感強めの市場などでは全く売られていないので注意。
豚肉を購入するのはFen Fen Pork Sellerがおすすめ!
豚肉は、PIKという北のほうにある市場で購入する。
FEN FEN PORK SELLER Fresh Market。
地図はこちら(クリックするとGoogleマップが開きます)。
大きな市場の中の一角にあるお店で、販売しているものは全て冷凍の豚肉。
支払いはキャッシュ(現金)もしくはQris(QRコード払い)のみなのでご注意。
薄切りの豚肉、厚切り肉、ブロック肉、ひき肉など。骨付きの出汁用の塊肉もある。
0.5mm、1mm、2mmなど薄さの幅も選べる。
著者はよく0.5mmの薄切り肉を購入するが、これはパックに250g入り。
炒め物にもってこいの万能な一品。
250gで50.000Rpくらいの価格なので、100g 20.000Rp(約200円)ほど。
日系スーパーPapayaで売られている豚肉は、100g 22.000~27.000Rp程度なので、Papayaよりかなりお手頃価格だと感じる。
たまに脂が多いなと感じる個体もあるが、冷しゃぶにしたり、ベーコンの変わりにパスタに入れたりすることもできるので、著者にとっては問題ではない。
オンラインでも購入できる
ジャカルタの中心部からこのお店があるPIKまで行こうとすると40分~1時間ほどかかる。
毎回車で行くのは大変、かつ店頭でも全ての豚肉が冷凍保管されているため、
著者はオンラインで購入する方法もよく使う。
TokopediaもしくはShopeeなどのアプリで購入できる。
どちらもインドネシアではよく利用されているオンラインショップ。
その場合は、商品の代金に加え送料がかかる。
しかし、かなりの確率で送料無料キャンペーンを行っているので、送料無料で届けてくれることも多い。定期的に確認すると良いかと思う。
Tokopediaでは、発注後、当日3時間以内に届けてくれる配送方法のみが選べる。
Shopeeでは豚肉を一度に100.000Rp以上購入すると送料無料になる。
お肉を調理する時に著者が気をつけていること
とにかく購入したら、悪くなる前にすぐ冷凍。
保冷バッグに入れて持ち帰り、冷蔵庫に入れて保管したとしても、一日経つとすぐに臭くなる。
その日に使う部分だけ冷蔵保管し、使わない部分は即冷凍。
最近は以下のやり方。
購入直後、浄水で洗って水気をふき、切り分ける。
小さめのビニール袋に小分けにして、下味を少しつけた状態で冷凍する。
下味に迷ったら、酒と塩のみ入れておく。
以前は、購入して即冷凍していたが、解凍して~洗って切り分けるまでにかなり時間がかかる。
先に洗うだけ洗って切り分けてから冷凍する方が、手間が断然違うのでおすすめ。
当たり前のことだと感じる方も多いと思うが、ずぼらな著者はやっと最近できるようになった……
もう一つは、使用前に洗うこと。
前述の通り、洗ってから冷凍した場合はそのまま使用するが、購入してきた生肉を使う場合は、一度、浄水で洗ってから調理に使うことにしている。
火を通してから食べるのでよっぽど問題はない。と信じている。
が、少しでも食品から病気に感染するリスクを減らすため、一度洗っている。
薄切り肉は、洗うというよりさらっと湯通しして使うことが多い。
ひき肉は、さすがに難しいので洗わない。
その他おすすめのお店2選!
1つめ。
ハムやウインナーなどの加工肉。
美味しいのは、パシフィックプレイスの中のケムチックス Kem Chicks。
地図はこちら(クリックするとGoogleマップが開きます)。

スモークハムやジャーマンソーセージなど、立ち寄るとついつい食指が動いてしまう。
ハムは100g 30.000Rpを超え、ソーセージも1本20.000~35.000Rpほどと、安くはない。
が、休日のブランチにはぜひおすすめ。
バーベキューなどをやる時にもこちらのウインナーはかなりおすすめ。

2つめ。
焼肉用の牛肉。
美味しいのは、ジャカルタの南のエリアにあるミートマーケット Meat Market。
地図はこちら(クリックするとGoogleマップが開きます)。
決して安くはない。
が、この値段でこの味、なら納得できるお肉が多い。つまりコスパが最高。
今日は焼肉!という日は、著者はこちらのお店に買いに行く。
タンの薄切りなどもある。薄さは調整してくれるので、店頭で自分の好みの薄さにお願いすればOK。
土日の午後になると品薄になるので、少しご注意を。
おわりに
タンパク質がお肉頼みになりつつある。
魚の摂取頻度が少ないな、とひしひしと感じつつある今日この頃。
にぼしのお味噌汁、日本から持参した小魚アーモンド……もあるにはあるが。
子供に魚を食べさせたいと思いつつ、手軽なお肉ばかりを使ってしまう。
とはいっても、魚もたまには購入するので、そのうち魚についてのおすすめ紹介もする予定。
お豆腐などの大豆製品も重要。
子供の身体をつくるもと、たんぱく質はしっかり摂れるとれるように心がけたい。

ちなみに余談ですが、スーパーによっては果物が美味しい、野菜が良いなど、やはり特徴があります。ジャカルタ生活を楽しむうえでも各スーパーの特徴を押さえておくのは重要です!またそのうち別の記事に!!
