※2025年9月現在
シンガポールのレストラン価格
シンガポールの物価は日本に比べると少し高め。
2025年9月現在、過去1年間の為替レートは、1シンガポールドル(SG$1)107円から117円の間を推移している状態。例えばお水1本、約SG$1.25、現時点SG$1=115円なので、日本円で約144円となっている。
レストランでの食事の価格も、感覚的には少し高いように感じた。
今回の著者の旅で、実際にかかったレストランでの食事費用は、7回食事をして(朝2回、昼3回、夜2回)平均SG$186。現時点SG$1=115円なので、約21,390円という計算。
ただし、これはあくまで7つの食事処を単純計算で割った結果。
今回の旅で訪れたレストランを価格別に高・中・低に分けてみると、違いが歴然。
高め2か所 約$500/4人 (一人当たり日本円で14,480円)
中の2か所 約$107.5/4人(一人当たり日本円で約3,090円)
低め3か所 約$27.7/4人 (一人当たり日本円で約780円)
となった。
あくまで4人家族、大人2人、小さい子供2人(5歳、3歳)でかかった値段。
大人一人当たりで勝手に換算すると、感覚的に
高め2か所 1人当たり日本円で約25,000円
中の2か所 1人当たり日本円で約3,500円
低め3か所 1人当たり日本円で約800円
くらいのイメージかと思う。
日本国内でも、どこでも、”何を”、”どういう場所で”食べるか、によって値段は変わるため一概に言えないが、シンガポールと一口にいっても価格はピンからキリまであるため、ぜひ自分に合った美味しいものを見つけてほしいと思う。
これから価格帯別に今回の旅で著者が訪れたレストランを紹介するので、参考になれば嬉しく思う。
1人 SG10ドル 以下のお手頃おすすめレストラン3選
まずは、価格帯の低めのレストラン3選。いずれも著者が宿泊したホテルに近い、オーチャード通り沿いにあるレストランである。
- LiXin Teochew Fishball Noodles(フィッシュボールと麺)
- Al Madinah(プラタというナンに似たものをカレーにつけて食べる)
- Ya kun(ご当地有名カヤトースト)
LiXin Teochew Fishball Noodles

場所
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オーチャード通り沿いにあるイオンオーチャード”Ion Orchard”の中に入っている、Li Xin(リ・シン)。地下4階にあるフードコートの中の一角。フードコートの中にあるお店の中で、平日昼に20人以上並ぶ大行列ができていて驚いた。ただし、回転率は非常に良く、注文してから受け取るまで全く時間はかからなかった。フードコートの席を確保してから注文しに行くのが良いかと思う。

メニュー

ドライか、スープか、と、麺の種類が自分で選べる。麺は注文するレジ横に実際の麺が置いてあるので、見て選ぶのが確実だと思う。中華麺、太麺、細麺など複数。
著者のおすすめとしては断然、フィッシュボールヌードル”Fishball Noodles”のドライ”Dry”のミーポック”Mee Pok”。価格は$6.9。実物は下の写真。

平たい麺に辛いソースが絡んでおり、$6.9とは思えない美味しさ!少し味が濃かったので横の魚の出汁がたっぷりと染み出たスープを麺にかけ、味を調節して食べる。フィッシュボールもふわふわで美味しかった。
子供たちには辛いのは避け、Signature Noodlesのスープ、中華麺を選択。フィッシュボールに加え、はんぺんのようなものや、エビのワンタンのようなものがたっぷりと中に入っていた。Dryに比べるとかなり薄味に感じたため、お好みで用意されているソースをかけて食べるのが良いかと思う。


余談ですが…同フードコート内にある果物屋さん。カットされて売られているスイカやパイナップル、レモンジュースなどを購入してみたが、いずれもとても美味しかったのでおすすめ。
Al Madinahのプラタ!
場所
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オーチャード通り沿いにあるオーチャードプラザの少し北側にある、歩道に面したお店。
お店の中に少し座席があるのと、歩道にテーブルが置かれている。見晴らしが良い場所とは言えないが、開放的に朝ごはんを食べることができた。
メニュー

少し見辛いが、こちらが店構え。上側にメニューが並んでいて、お兄さんに注文するスタイル。
かなり愛想の良いお兄さんだった。
著者の思い違いだったら申し訳ないが、インドとインドネシア、マレーシア、タイの入り混じったメニューだったような気がする。
支払いはカード不可、キャッシュかGlabPayのみなので要注意。

注文したのが、エッグプラタ”Egg Prata”とテへタリック”Teh Tarik”。ナンのような見た目のパン(?)に卵を焼いたものが入っており、上のオレンジ色のソースにつけて食べる。
プレーンのプラタや、チョコレートの入ったもの、バナナの入ったものなど、いろんな種類のプラタがあったが、エッグプラタが個人的には一番好みだった。
ソースはスパイスの聞いた味で、朝ご飯にちょうど良い量。人によっては足りないかも。
飲み物は、テへタリック”Teh Tarik”(ミルクティー)とコピタリック”Kopi Tarik”(ミルクコーヒー)を頼んでみたが、どちらも練乳のようなものが入っていて、かなり甘いので、甘さ控えめを頼むのが良いかと思う。著者はコーヒーよりもティーの方が美味しいと感じた。
今回注文したプラタは全て$3.5~5くらいの値段だった。

こちらは薄いプラタのチョコレート味。”Tisu”と書いてあるものが、このペラペラ、パリパリの薄ーいプラタ。かなり大きいが薄いのでみんなでシェアしたらあっという間に無くなってしまった。味は◎。子供におすすめ。
Ya Kunのカヤトースト、安い!
場所
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Ya Kun Kaya Toastはシンガポール国内、至る所にあるため、オーチャード通り沿いの1店舗を載せる。
著者が訪れたのもこのお店。狭い店内だったためか、朝ご飯の時間帯は非常に込んでいて、店舗の外で待っている人もちらほら。
メニュー
定番のカヤトーストと飲み物がセットになったAセット、シュガーバタートースト、フレンチトーストなど、いくつかの種類があった。今回注文したのがカヤトーストのAセット、$6.3。
焼いた食パンの間にバターとカヤジャムが挟まっており、半熟卵が2個分ついてくる。そこに飲み物を選ぶ形。

はっきり言って、”カヤトースト”というものをちゃんと認識していない著者には、味をいまいち判断できなかった。半熟卵は普通に美味しかったが、カヤジャムよりもバターの味が強めだったためか、いまいちピンとこなかった。
次回、別のお店のカヤジャムを食べてみたいと思う。
その他、シンガポール人ママおすすめの朝ごはん向けレストラン
以下、著者はいけなかったが、おすすめされたレストランを紹介したい。
- Kiliney Kopitiam
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Ya Kun のカヤトーストとは少し違うタイプのカヤトーストが味わえる。Mee Siam(辛い)やMee Rubusなどが朝ごはんにおすすめ。 - Isle Cafe
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典型的なシンガポールの朝食が食べられる。キャベツや卵を加えたビーフンがおすすめ。 - Mui Kee orchard
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土曜日と日曜日の8時のみ、朝食が食べられるレストラン。カリカリの揚げパンが入ったおかゆや米粉のロールパン、牛バラ肉の麺など、 広東風の朝食を食べることができる。
おわりに
安くても美味しい!というのが一番嬉しい。
正直日本暮らしの長い著者にとって、”高ければ美味しいのは当たり前”という感覚が抜けない。
ただし、インドネシア生活をしていると、時々”高くてもあまり美味しくない”に遭遇する。
遭遇したくなくても、遭遇する。
日本 → シンガポール旅行、に行く時よりも、インドネシア → シンガポール旅行、に行くときの方が、シンガポールという国の先進的な仕組みや衛生面の素晴らしさ、食事の味の重要性を噛みしめることができる。気がする。……というのは著者の勝手な思い込みだろうか……