中央消防署”Central Fire Station”とは
中央消防署 ”Central Fire Station”は、1908年に建設された、シンガポールで最も古い消防署。
19世紀、国内は木材やヤシの葉で作られた家屋が多く建てられ、火災が多く発生していたそう。
そこで1888年に”Singapore Fire Brigade”という初めての組織化された消防隊ができ、その後その組織の中核となる建物として、この中央消防署が建設されたとのこと。
外観は赤と白のコントラストが非常に美しい、歴史的建造物!という見た目。
後で聞いた話では、「国家記念建造物」として登録もされているそう。

ヒルストリート”Hill street”沿いにある。
子連れにおすすめする理由
もちろん大人にもおすすめだが、3~5歳くらいの子供にもおすすめのスポットとして挙げられる。
ここでは、毎週土曜日に子供向けの無料ツアーが開催されている。
9:00~と10:00~の2回。1回約1時間程度。
消防士の方が、救助活動に使用する機材の説明や、出動までの準備の実演などを行ってくれる。
実際に器具を少し持たせてもらったが、10kgのホース……重い。
これを着て走るなんてとてもじゃないが想像できない。
消防士の方々のなんと力強いことか。

実演の合間や終了後には、大きな消防車や、消防士の方々と写真を撮ることができる。
なんと実物のホースを使って、放水体験もさせてもらえる。
我が子二人も大はしゃぎ。
小さな男の子が、放水中の水の前に飛び出す、というまさかのハプニングも発生したものの、ここは「さすが」というべきか、一人の消防士が間髪入れずにレスキュー!
見事な走りにお客さんがどっと沸いた瞬間だった。

この方たちは開始の合図があってから、何分でこの装備を完璧に身に着けることができるでしょうか?
これもクイズの一つ。
正解者には前述の通り、ノートがもらえるので頑張ってほしい。自分がやるとなると到底無理な速さでみるみる身に着けていかれる様にはとても感銘を受ける。
内部には、小さめの展示室もあり、そちらも見学可能。
種類の違う消防車、救急車が並べて展示してあり、中に座ることもできる。
中央消防署の情報
公式HPが上手く見つからなかったので、見つかった情報を載せる。
オープンハウス開催時間 | 毎週土曜日9:00~11:00頃 ※9:00~と10:00~の2回 説明・実演後は自由に見学可能 |
アクセス | 地下鉄(MRT)City Hall駅より徒歩7分 地下鉄(MRT)Clarke Quay駅より徒歩9分 |
地図 | クリックするとgoogleマップが開きます |
関連HP | Bookings for Physical Fire Station Open House ※こちらが予約申し込みFormとなっている。 |
※著者は9月1日に予約サイトに申し込みしようとしたものの、”満員です”という表示で予約できず。すっかり予約できていると思い込み、当日10時に訪問したら、予約関係なしに列に並んで入場することができた。入る際に提示されるQRコードを読み取り、名前、人数を登録するだけ。
いまいち仕組みがわからないが、もう予約Formは使用していないのかもと感じた。(コロナ対策…?)
おわりに
子供には、消防士の役割や重要性を身近に感じられるとても良い機会になると思う。
日本で生活していると、幼稚園の遠足などで行くこともあるかと思うが、インドネシア生活をしていると、身近に感じられる機会が少ないため、特に我が子にとっては良い経験になった。
こちらは前回の記事、ナショナルギャラリーとは違い、日本でも場所によっては消防署内に入ったり見学したりするタイミングはある。”絶対におすすめ”とまではいかないが、小さいお子さんがいる方には”経験”という意味で非常におすすめ。旅の途中で、子供が喜ぶスポットとして立ち寄るのが良いかと思う。
少し南に下ると、色とりどりの窓が非常に特徴的な警察署”Police Office”もある。
歩くだけでも目に楽しい通りなので、遠目からでもぜひ一度は行ってみることをお勧めする。

※画像:Google mapより引用